【最強のドッキングステーションレビュー】ハイスペックノートパソコンをサポートAnker“PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock”
デスク周りがケーブルだらけでごちゃごちゃしている、または新しく高性能なノートPCを購入したけれども、足りないポートに困っている、ノートパソコンの寿命を伸ばしたいと思っている人は多いと思います。
ノートパソコンの使いにくさを解消できるのが、ドッキングステーション。ノートパソコンを快適に使えるように購入した、Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockについて、実際に使用した感想、メリット、デメリットを詳細にレビューします。
この記事が、Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockのドッキングステーションを購入しようかと検討している方のお役にたてればと思います。
- Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockの基本情報
- Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockの詳細仕様
- 搭載ポートについて
- マルチタスクに便利なAnker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock
- ドッキングステーションが必要な理由
- 使ってみて、聞いてみて、実感したノートパソコンの熱問題
- ケーススタディ: 一つのドッキングステーションでどれだけ作業効率が向上するのか
- Thunderbolt 4ので高速データ転送と2画面出力
- 幅広い対応機種で安心
- 価格
- ノートパソコンのスペックをフルに活用したい方におすすめ
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockの基本情報
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、コンパクトながらも高性能なドッキングステーションです。
複数のポートがあり、高速データ転送、4K/8Kの高解像度出力、多種多様な機器への充電能力を持っています。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、ドッキングステーションの最上位クラスです。
ドッキングステーションが日常の作業やマルチメディアタスクにどれだけ便利で効率的か、私が実際に使っている具体例を交えてお見せします。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockの詳細仕様
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockの詳細仕様について深掘りしていきます。サイズや重量、搭載ポートなど、購入を検討している方が知っておいたほうがよい情報をまとめています。
サイズと重量
ドッキングステーション“Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock”は、約18.6 × 7.3 × 3.3 cmというサイズです。サイズは、500mlのペットボトル1本分とほぼ同じサイズです。
最大のポート数の割にはコンパクトなサイズです。
本体の重量は約467gです。本体の重量もペットボトル1本分ほぼ同じです。アダプターと合わせた重さは、879gになります。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは電源を必要とするため、最近のコンパクトなドッキングステーションに比べると重いです。
ノートパソコンと一緒に持ち歩くのには、重いかもしれません。自宅やオフィスで、デスクで周辺機器をつなげて使うイメージです。
パッケージ内容
- Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock(APEX)
- ACアダプタ(120W)
- 電源ケーブル(約1.2m)
- Thunderbolt 4ケーブル(約0.7m)
- 取扱説明書
- 18ヶ月保証 + 6ヶ月(Anker会員登録後)
- カスタマーサポート
取り扱い説明書が日本語で安心しました。図解ものっていて、わかりやすかったです。
搭載ポートについて
前面
- Thunderbolt 4 アップストリームポート(40Gbps、最大出力90W)
- PD対応 USB-C 3.1 Gen 2 ポート(10 Gbps、最大出力20W)
- 3.5mm オーディオジャック
- SDカードスロット(SD 4.0 / UHS-II 対応)
裏面
- DC入力ポート(20V=6A)
- HDMI 2.0 ポート(4K (60Hz)) ×2
- Thunderbolt 4 ダウンストリームポート(40Gbps, 最大出力15W)
- 1Gbps イーサネットポート
- データ転送用 USB-A 3.1 Gen2 ポート ×2
- データ転送用 USB-A 2.0 ポート ×2
豊富なポートがあり、何でも対応できます。
マルチタスクに便利なAnker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockを使えば、マルチタスクの使い方ができます。
豊富なポートがもたらすメリット
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、多種多様なポートを備えています。それぞれのポートが独自の役割と機能を持つため、一台のデバイスでさまざまな作業ができます。
- 高速データ転送: Thunderbolt 4ポートの最大40Gbpsのデータ転送速度により、大容量のファイルも瞬時に移動できます。
- 多画面出力: 2つの4K対応HDMIポートにより、複数のモニターに高解像度の映像を出力できます。これにより、作業効率が飛躍的に向上します。
- ネットワーク安定性: 1Gbpsのイーサネットポートを使えば、安定したインターネット接続が確保できます。
- 柔軟な電源オプション: 最大90W出力のThunderbolt 4ポートと最大20W出力のUSB-Cポートで、ノートPCやスマートフォンに高速充電が可能です。
ドッキングステーションが必要な理由
ノートパソコンにある最近の問題
近年のノートPCは薄型化が進んでおり、その結果、内蔵ポートが限られてくるケースが多く見られます。
USBポートが一つしかない、またはEthernet(イーサネット)ポートやSDカードスロットがないという状況は、多くの方にとって非常に不便です。
さらに、作業の効率化を目指すと、周辺機器への接続が必要です。外部モニター、キーボード、マウス、プリンターなど、複数の周辺機器を接続する場合、ケーブルが乱雑になり、デスク周りが混沌とした環境になりがちです。
問題を解決できるのがドッキングステーション
デスクまわりの乱雑さの問題を一気に解決する方法が、ドッキングステーションの利用です。特にAnker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、その名の通り12種類ものポートを提供しています。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、USB-C、USB-A、Ethernet、SDカード、HDMIといった多様な接続が一元化され、単一のケーブルでノートPCと接続可能です。
ポートの多機能性
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockには、以下のポートが備わっています。
- 豊富なThunderbolt 4 USB-Cポート:2つ
- 最大20W出力のPDに対応したUSB-Cポート
- 4K対応HDMIポート:2つ
- USB-Aポート:4つ
- 1Gbpsのイーサネットポート
- SDカードスロット
- 3.5mmのオーディオジャック
豊富な機能が、周辺機器に簡単に接続でき、作業効率化を促進させます。
Thunderbolt 4 USB-Cポートが2つあるのが、大きいです。最近のハイスペックノートパソコンには、Thunderbolt 4 USB-Cポートが2つあり、搭載能力を最大限に引き上げる効果があります。
以下は、LenovoのThinkPadです。Thunderbolt 4 USB-Cポートが2つあります。2つのThunderbolt 4 USB-Cポートを活かせるのが、ドッキングステーションです。
ケーブルの整理・簡素化
複数のケーブルを一つのドッキングステーションにまとめることで、デスク周りがスッキリと整います。整ったデスク周りは、作業効率も向上するだけでなく、見た目もすきっりし、掃除がしやすくなります。
掃除が行き届いた環境は、ほこりが大敵なパソコンを守ることになります。
高速データ転送
Thunderbolt 4ポートのおかげで、データ転送速度は最大40Gbpsにも達します。これは、大きなデータのファイルでもストレスフリーで転送可能です。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、ケーブルの乱雑やポートの不足といった問題を効率的に解決してくれる優れた製品です。
使ってみて、聞いてみて、実感したノートパソコンの熱問題
HDMI端子が2つあるドッキングステーション
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、HDMIポートが2つあります。ケーブル1本でドッキングステーションにつなぎ、2つのHDMIポートから出力し、マルチディスプレイにできるのが便利です。
便利な上に、マルチディスプレイで起こるノートパソコンの熱問題も解決できます。
上記は、Thunderbolt4のポートが2つあるノートパソコンです。Thunderbolt4のポートを使ってマルチディスプレイができますが、赤い四角の部分が、熱くなってしまいます。
ノートパソコンのヒンジの近くは、パソコンで高タスクをすると熱くなります。高タスクで熱を発する部分と、差込口は近いので、熱による影響が心配です。
ドッキングステーションを利用する場合は、ケーブル1本で接続し、ドッキングステーションへの出力するための熱は、ディスプレイで表示する熱より低いです。
大手家電量販店のパソコン販売の店頭で、実際にノートパソコンとドッキングステーションについて、話を伺いました。
店頭でお客様にノートパソコンのスペックを聞かれるが、スペックの論理上の数値は使い方次第で出なくなってしまうので、なかなか答えづらい。
たしかに。
特に、最近のノートパソコンは、ハイスペックでインテルIris Xeなど、グラフィックがよいと、更に熱が出てしまうので、熱問題は重要だと思います。
ノートパソコンの熱によるダメージを最小限にし、寿命を伸ばし、スペックを落とさず動作するのに、ドッキングステーションは役立ちそうです。
ケーススタディ: 一つのドッキングステーションでどれだけ作業効率が向上するのか
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、こんな場面で役に立ちます。
- 動画編集で大量の4K映像データを扱う場合
- たくさんの資料を一度に見たい場合
- クラウドと安定してデータのやり取りをしたい場合
動画編集で大量の4K映像データを扱う場合
動画編集では、大量の4K映像データを扱う場合があります。通常、このようなデータは非常に大きいため、転送に時間がかかります。
たくさんの資料を一度に見たい場合
編集作業中に複数の画面でプレビューを確認する必要があります。たくさんの資料がある場合、いちいちタブの切り替えで資料の切り替えをするのではなく、モニターを使い、一度に資料を表示させたい時があります。
- 複数画面出力: 編集画面、プレビュー画面、その他の作業画面を複数のモニターで一度に確認できます。
クラウドと安定してデータのやり取りをしたい場合
安定したインターネット接続でクラウドストレージとも連携し、大量のデータを保存、呼び出しをしたい時があります。
一つのドッキングステーションでいろんな機能が使えるのが便利です。複数の問題が解決され、作業効率が大幅に向上してます。
Thunderbolt 4ので高速データ転送と2画面出力
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockで搭載されているThunderbolt 4の特性と、最大限に活用する方法について掘り下げます。
Thunderbolt 4は、データ転送、映像出力、充電能力ともに極めて高い性能を持つ接続規格です。
Thunderbolt 4の特徴とメリット
Thunderbolt 4は以下のような特長とメリットがあります。
- 高速データ転送: 最大で40Gbpsのデータ転送速度があり、大量のファイルやデータを素早く転送することができます。
- 多画面出力: Thunderbolt 4は複数の4Kディスプレイまたは一つの8Kディスプレイを画面出力します。
- 高出力充電: 最大90Wの充電が可能で、多くのノートブックを高速に充電できます。
- 互換性: Thunderbolt 3デバイスと下位互換性があり、USB4, USB-C, USB 3デバイスも接続可能です。
実際のデータ転送速度と充電速度
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockでは、Thunderbolt 4の40Gbpsの転送速度をフルに活用できます。40Gbpsの転送速度は、例えば100GBのファイルを数分、場合によっては数秒で転送できます。
最大90Wの出力は、多くのノートブックを1時間以内の充電可能です。
高画質出力の可能性(8K, 4K)
Thunderbolt 4の高画質出力は最大のポイントです。Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockを使用すれば、8Kまたは4Kのディスプレイに直接接続できます。
直接接続は、映像編集やグラフィックデザインなど、高解像度が必要な作業も非常にスムーズに行えます。
Thunderbolt 4は、高速なデータ転送速度、多画面出力、高出力充電の能力があり、業務効率を大幅に高められます。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、Thunderbolt 4の特長を最大限に活用できます。
幅広い対応機種で安心
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockはその多機能性だけでなく、対応機種の幅広さも大きな魅力の一つです。 新しいノートパソコンであれば、対応範囲です。逆に、OSが古いと非対応になるようです。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、どのようなデバイスがこのドッキングステーションと互換性があるのか、また非対応機種とその理由について、以下に表でまとめました。
対応・非対応機種一覧
OS | Windows 10 (Thunderbolt 4搭載) | macOS 11 (Big Sur)以降 | M1, M1 Pro, M1 Max搭載のMacBook | macOS 10.16以前 | Linux / Chrome OS搭載のノートPC | Thunderbolt 3搭載のWindowsノートPC | Thunderbolt 4非対応のUSB-C WindowsノートPC |
対応状況 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 部分的に対応 | 部分的に対応 |
主な理由 | 完全に互換性あり | Thunderbolt 4と互換性あり | 制限が存在するため | 古いOS、Thunderbolt 4非対応 | Thunderbolt 4非対応 | 特定の機能に制限がある | 全機能をフルに活用できない |
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、主流のOSと新しいハードウェアに広く対応しています。ただし、一部の機種やOSでは制限や非対応があるため、購入前に確認が必要です。
価格
ドッキングステーションは、ノートパソコンの周辺機器なので、なるべくコストを書けたくないものです。本体のノートパソコンより、高い価格になってしまうのは避けたいものです。
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockには、ドッキングステーションの選択には、多くの機能、対応機種の幅広さの他、価格も重要な選定基準の一つです。
購入価格
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、公式オンラインショップ、Amazonでの購入価格は¥43,990 税込です。
他の製品との価格比較
他のThunderbolt 4対応のドッキングステーションと比較しても、Anker PowerExpand Eliteは非常に競争力のある価格設定となっています。
他のドッキングステーションは、こちら↓の記事で紹介しています。
≫【2023年ドッキングステーションおすすめ5選】パソコンがもっと便利に!ドッキングステーションの使い方とメリット
ノートパソコンのスペックをフルに活用したい方におすすめ
Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、ノートパソコンから、マルチディスプレイ、外付けハードディスクにつなげ、SDカードからデータを取り込むなど、周辺機器とのやりとりが多い方におすすめなドッキングステーションです。
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Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockは、最上位クラスで価格も最上位です。高い機能で、豊富なポートは、ハイスペックのノートパソコンに非常に相性がよいです。