【絶対後悔しない!】パソコン初心者が知っておくべき5つのGPU選びのポイント

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  • どのような基準でGPUを選んだら良いか分からない‥。
  • 自分の用途に合ったGPUがどれか判断できない。
  • 他のPCパーツとの互換性をどう確認すればよいか悩んでいる。

パソコンを購入するとき、「どのGPUを選ぶべきか?」と迷ってしまう方は多いはず。

この記事では、GPUの基本概念から性能や互換性に至るまで、初心者でも分かりやすく解説しています。

この記事のポイント

ゲームを楽しみたい方、動画編集やグラフィックデザインを行いたい方、一般的なオフィス作業に使いたい方など、用途に合わせた最適なGPUの選び方を学べます。予算と性能のバランスを取る方法や、他のPCパーツとの互換性についても解説。

GPUとはグラフィックス処理の重要パーツ

GPUは、グラフィック処理に特化したパソコンの重要な部品であり、画像や動画の表示・編集、ゲームプレイなどに大きく影響します。

CPUとは異なり、GPUは高速で複雑なグラフィック処理を効率的に行うために設計されています。そのため、パソコンの性能を最大限に引き出すには、適切なGPUを選ぶことが不可欠です。

GPUの基本概念と役割

GPU(Graphics Processing Unit)は、コンピューターのグラフィックス処理を担当する部品です。

具体的には、3Dモデルやテクスチャ、シェーディングなどのグラフィック要素を高速に計算して、ディスプレイに表示する役割を果たしています。動画編集やゲーム、3Dアプリケーションなど、グラフィック処理が求められる場面で、GPUの性能が重要になります。

CPUとの違い

CPU(Central Processing Unit)は、コンピューター全体の制御やデータ処理を担当する部品です。

GPUとは異なり、CPUは一般的な計算処理やアプリケーションの実行など、幅広いタスクに対応。グラフィック処理に特化していないため、GPUと比較して高速なグラフィック処理は得意ではありません。

グラフィック処理における重要性

グラフィック処理におけるGPUの重要性は、現代のデジタルコンテンツが高度なグラフィック表現を要求するためです。

例えば、ゲームではリアルタイムで複雑な3Dモデルやエフェクトを描画する必要がありますし、動画編集では大量の画像データを素早く処理することが求められます。

うまく処理できないと、ディスプレイの表示が止まったり、動画がカクつく、不自然な動きになります。

このようなタスクでは、GPUが高速かつ効率的なグラフィック処理を行うことで、快適な操作やスムーズな表示が可能になります。
それゆえ、パソコンの性能を最大限に引き出すためには、適切なGPUを選ぶことが重要なポイントとなります。

GPUの種類

パソコンに搭載されるGPUには主に3つのブランドが存在し、NVIDIA、AMD、そしてIntelです。また、GPUには統合GPUとディスクリートGPUの2種類があり、用途や性能に応じて選ぶことが重要です。

GPUブランド

一般的なGPUブランドとして、以下の3つがあります。

  • NVIDIA
  • AMD
  • Intel

NVIDIAとAMD

高性能なディスクリートGPUを提供しており、以下のような場面でよく使用されます。

  • ゲーム
  • 動画編集
  • 3Dグラフィック

NVIDIAはGeForceシリーズが有名で、AMDはRadeonシリーズが知られています。

Intel

主に統合GPUを提供しており、CPUに内蔵されている形で搭載されています。Intelの統合GPUは以下のようなタスクに対応しています。

  • 一般的なオフィス作業
  • インターネット閲覧

Mac

GPUの中には、CPUの中に内臓されているものと、GPU単体、CPUと統合されているGPUといった3つの種類があります。

CPUの中に内臓されているものは、GPU設置のスペースが必要でないため、パソコンの装置が小さくなるため、ノートパソコンや小型化されたパソコンに利用されます。
CPU内臓のパソコンは、簡単なゲームや簡単な画像処理はできますが、3次元ゲームや大きな動画編集はできません。

一方、GPU単体で設置するパソコンは、GPUを設置するスペース、空冷装置(3次元の演算処理はコンピューターに負荷をかけ、熱を発するのを冷ますファン)が必要で、パソコン自体が大きくなります。
3次元の演算処理をビジュアルとして出力するため、性能のよいチップになるので、価格も高価になります。特に、2021年急激に価格が高騰しています。

CPUと統合さてれいるGPUはmacOS専用のものです。GPUが処理をする場所であるメモリGPU専用に容量を用意する必要がなく、同じメモリの中で処理を行うため、処理速度を速め、消費電力を抑えています。

統合GPUとディスクリートGPUの違い

統合GPUとディスクリートGPUの違いは、その性能と搭載方法にあります。

統合GPU

CPUに内蔵されているため、スペースや電力を節約することができますが、性能はディスクリートGPUに比べて劣ります。

ディスクリートGPU

専用のグラフィックカードとしてパソコンに搭載されるため、高性能なグラフィック処理が可能ですが、消費電力や価格が高くなります。

用途に応じて、統合GPUかディスクリートGPUを選ぶことが重要。オフィス作業やウェブ閲覧‥統合GPU

ゲームや動画編集などの高速処理‥ディスクリートGPU

GPUの選び方は目的に合わせる

GPUを選ぶ際は、用途に応じて最適な選択を行うことが重要です。ゲーム用途、動画編集・グラフィックデザイン用途、一般用途・オフィス作業用途など、それぞれに適したGPUが異なります。

  • ゲーム‥高性能なディスクリートGPU
  • 動画編集・グラフィックデザイン用途‥ディスクリートGPU
  • 一般用途・オフィス作業‥統合GPU

ゲーム

高性能なディスクリートGPUがおすすめ。NVIDIAのGeForceシリーズやAMDのRadeonシリーズなど、高いグラフィック性能を持つGPUは、高解像度や高フレームレートでのゲームプレイが可能。

高いグラフィック性能を持つGPUを搭載したパソコンは、十万円以上の高額になります。具体的な製品選びでは、予算や最新ゲームのシステム要件に照らし合わせて選びましょう。

動画編集・グラフィックデザイン

ディスクリートGPUが適しています。動画編集・グラフィックデザイン用途の用途では、高速なグラフィック処理や大量のVRAMが求められるため、NVIDIAのGeForceシリーズやAMDのRadeonシリーズなど、性能の高いGPUがおすすめです。
プロフェッショナル向けのNVIDIA QuadroシリーズやAMD Radeon Proシリーズもお勧めです。

一般用途・オフィス作業

統合GPUで十分な性能を発揮できます。インターネット閲覧、文書作成、動画再生などの軽いタスクが主な用途であれば、Intelの統合GPUを搭載したCPUを選ぶことで、省電力かつコストを抑えられます。
AMDのAPU(CPUとGPUが統合された製品)も一般用途において優れた性能を発揮します。

用途に応じて適切なGPUを選ぶことで、パソコンの性能を最大限に引き出し、快適な操作環境を実現することができます。各用途における最適な選択を行い、自分に合ったGPUを見つけましょう。

性能と予算はバランス良い選択を目標

GPUを選ぶ際には、性能と予算のバランスをうまく取ることが重要です。性能指標を理解し、予算に応じた最適な選択を行いましょう。

GPUの性能指標

GPUの性能は、主にVRAM(ビデオメモリ)、コア数、クロック速度の3つの指標で判断されます。

VRAM

グラフィック処理に使用されるメモリの容量。大容量のVRAMは高解像度や複数のモニターでの使用に適しています。

コア数

GPU内の処理ユニットの数。多いほど並列処理が得意で高速なグラフィック処理が可能になります。

クロック速度

GPUの動作速度。高いほど高速な処理が期待できます。

予算と性能のバランスの取り方

予算と性能のバランスを取るためには、まず用途を明確にし、必要な性能を見極めましょう。

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例えば、ゲームや動画編集などの高性能が求められる用途では、予算の中でできるだけ高性能なGPUを選ぶことが望ましいです。

一般用途やオフィス作業では、統合GPUや低価格帯のディスクリートGPUでも十分な性能が得られるため、無理に高価なGPUを選ぶ必要はありません。

価格帯別のおすすめGPU

GPUの価格帯別のGPUのレベルを解説します。GPU自体が高額で、低価格といっても、金額は数万円になり、GPUは高額なパソコンのパーツです。

エントリーレベル

低価格帯。一般用途や軽いゲームに適したGPUが含まれます。AMD Radeon RX 5500 XTやNVIDIA GeForce GTX 1650などがおすすめです。

ミドルレンジ

中価格帯。ゲームや動画編集に適した性能を持つGPUが揃っています。NVIDIA GeForce RTX 3060やAMD Radeon RX 6700 XTが良い選択肢となります。

ハイエンド

高価格帯。最新ゲームやプロフェッショナルな動画編集に対応した高性能GPUがラインナップされています。NVIDIA GeForce RTX 3090やAMD Radeon RX 6900 XTが該当します。

GPUの性能

GPUの性能は、“PASSMARK SOFTWARE” で調べられます。
“PASSMARK SOFTWARE” のサイトはこちらです。
ゲーム用のパソコンのGPUの性能のレベルを調べるの“PASSMARK SOFTWARE” でできますが、使いたいアプリで必要とする性能は、各アプリの“システム要件”を確認したほうがよいでしょう。

システム要件を満たさないスペックのGPUで作業すると、プログラムや操作に支障をきたすことがあります。

アプリケーションのGPUのシステム要件

アプリケーションでは、システム要件を設定しています。画像や動画を編集するアプリケーションは、グラフィック要素があるため、オフィス系のアプリケーションに比べて、GPUのシステム要件が高いです。

以下にグラフィック系でよく使われるアプリケーションのシステム要件を解説します。

Adobe Illustrator

例えばAdobeのIllustratorを使いたい場合は、下記のサイト情報のシステム要件を備えたパソコンを用意する必要があります。

Adobe Illustrator のシステム要件

AdobeのIllustrator のシステム要件の詳しい内容はこちらです。

Adobe Photoshop

Adobe Photoshop のシステム要件

AdobeのIllustrator のシステム要件の詳しい内容は、こちらです。

Adobe Premiere Pro

AdobeのPremiere Proのシステム要件の詳しい内容は、こちらです。

Fortnite(フォートナイト)

Fortnite(フォートナイト)のシステム要件の詳しい内容は、こちらです。

AUTO CAD

AUTO CADは、使うバージョンによって、システム要件が変わります。
以下は2022年バージョンのシステム要件です。GPUは、ディスプレイカードの項目に記載されています。

AUTO CADのシステム要件

AUTO CADのシステム要件の詳しい内容は、こちらです。

GPUはメモリにも影響

GPUを使用すると、GPUが計算をするための場所“メモリ”が必要なため、メモリの必要容量にも影響します。

高性能なGPUを搭載するには、16GB以上のメモリが必要です。各アプリケーションでは、メモリのシステム要件を設定しているので、確認しましょう。

システム要件の確認の注意点

システム要件は、バージョンやバージョンアップごとに変わっていきます。
最初にアプリを入れ、起動できたとしても、ある日突然、不具合が起こることはよくあることです。
上手く起動しない時は、バージョンのシステム要件を確認したほうがよいでしょう。

PCパーツとの互換性

パソコンに新たにGPUをカスタマイズする場合のGPUの選択は、他のPCパーツとの互換性を確認することが重要です。

互換性の確認は、組み立て時のトラブルを避けられます。主にマザーボード、電源ユニット、ケースサイズとの互換性を確認しましょう。

マザーボードとの互換性

GPUをマザーボードに取り付けるためには、PCI Expressスロットが必要です。GPUのインターフェース(主にPCIe 3.0/4.0)とマザーボードのスロットの世代やサイズが互換性があるかを確認してください。

複数のGPUを搭載する場合は、マザーボードがSLI(NVIDIA)やCrossFire(AMD)に対応しているかも確認が必要です。

電源ユニットとの互換性

GPUは電力を消費するため、電源ユニット(PSU)との互換性も重要です。GPUのTDP(熱設計電力)や必要な電源コネクタ数を確認し、PSUが十分な電力を供給できるかをチェックしてください。

高性能なGPUを使用する場合は、より大きな電力が必要となるため、適切な容量のPSUを選ぶことが必要です。

ケースサイズとの互換性

GPUは物理的な大きさが異なるため、PCケースのサイズや空間に収まるかどうかを確認することが重要です。GPUの長さ、高さ、幅をチェックし、ケース内に適切に取り付けることができるかを確認してください。

特に、ミニITXケースやスリムタワー型のケースでは、小型のGPUが必要となることがあります。

以上のポイントを押さえ、他のPCパーツとの互換性を確認しながらGPUを選ぶことで、組み立て時のトラブルを避けることができます。互換性を考慮した上で、最適なGPUを見つけましょう。

GPUができること


「FPSゲーム」などのシューティングゲームをよりリアルに体感するには、高さや影といった3次元の計算し、ディスプレイに表現しなければならないので、性能のよいGPUが必要。
Illustrator、Photoshop、Premiere Proといたグラフィック制作、動画の編集作業にも必要。また、CADなど建築系を始めハード関連のアプリも従来2次元で表現してきたものも、2次元+3次元への表現も追加してしているので、更に必要な要素となっている。
GPUを使用すると、GPUが計算をするための場所“メモリ”が必要なため、メモリの必要容量にも影響します。

GPUの選び方はバランスよく

パソコン初心者向けに、GPUの選び方を簡単にまとめました。以下のポイントを押さえて、最適なGPUを選んでください。

  • GPUの種類
  • 目的別の選択
  • 性能と予算
  • アプリケーションのシステム要件
  • PCパーツとの互換性

GPUはパソコンの性能に大きく影響するため、適切なGPUを選ぶことが重要です。主要ブランドであるNVIDIA、AMD、Intelの種類、用途に応じた選択、性能と予算のバランス、アプリケーションのシステム要件の確認、PCパーツとの互換性の確認が必要です。

これらのポイントを押さえることで、バランスの良いGPU選びができます。用途に適したGPUを選んで、快適なパソコン環境を実現しましょう。

他のパソコンのパーツに関しては、こちら↓の記事で書いています。

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