【8GB vs 16GB メモリ容量で悩まない!】大学生必見!ノートパソコン選びのポイント
- ノートパソコンのメモリ容量(8GBと16GB)の違いは何かな。
- 大学生に適したメモリ容量を選ぶポイントを知りたい。
- メモリ容量で後悔しない購入をしたい。
大学生やパソコン初心者にとって、初めてのノートパソコン選びはとても大切な一歩です。しかし、様々なメーカーやスペックのパソコンがあるため、どれを選んだら良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。
この記事では初めてノートパソコンを購入する方にオススメのポイントを分かりやすく解説しています。
メモリは、CPUやGPUが一次的にデータの処理をする場所。
大きいほうがよいですが、大きいメモリは価格が高いので、使う目的に容量や種類を選ぶほうがコスパがよいです。
メモリとは
メモリは、パソコンで一時的にデータを記憶する部分で、主にCPUとやり取りを行う役割を持っています。メモリの容量が大きいほど、同時に複数のアプリケーションを快適に動作させることができます。メモリは大きく以下の2種類に分かれています。
- RAM(Random Access Memory)
- ROM(Read-Only Memory)
ここでは、ノートパソコン選びに関連するRAMについて詳しく解説します。
RAMの種類
RAMには、以下のような主な種類があります。
- SDRAM:比較的古い規格で、現在ではあまり使われていません。
- DDR SDRAM:DDR、DDR2、DDR3、DDR4と、世代ごとに速度や消費電力が向上しています。現在主流となっているのはDDR4です。
DDR4は、前身のDDR3やDDR2よりも高速で、電力効率が優れたコンピュータメモリの一種です。現在のコンピューターやその他の電子機器で一般的に使用されています。
RAMの容量と選び方
RAMの容量は、パソコンの性能に大きく影響します。一般的に、以下のような目安があります。
- 4GB:最低限の動作が可能ですが、複数のアプリケーションを同時に動かすとパフォーマンスが低下します。
- 8GB:一般的な作業を快適にこなせます。Webブラウジングや文書作成などの基本的な用途には十分です。
- 16GB:動画編集や3Dモデリングなど、より負荷のかかる作業にも対応できます。
- 32GB以上:プロフェッショナル向けで、大規模なデータ解析や高度なグラフィック作業に対応できます。
文系大学生やパソコン初心者の場合、一般的な作業が快適に行える8GB以上を選ぶことをおすすめします。
メモリの必要容量
高性能なCPUやGPUは、ある一定量のメモリが必要。
高性能なCPUやGPUを搭載したノートパソコンでは、それらの性能を最大限に活かすために、ある一定量以上のメモリが必要となります。メモリが十分に用意されていない場合、CPUやGPUの性能が発揮できず、パフォーマンスが低下することがあります。
特に、グラフィックスや動画編集、3Dモデリングなど、リソースを多く消費する作業を行う場合は、より大きなメモリ容量が求められます。これらの作業を行う大学生や専門家の方々は、16GB以上のメモリを搭載したノートパソコンを選択することをおすすめします。
メモリ別操作可能作業
下に今、販売されているメモリで操作できる内容を書いています。
メモリだけあっても、必要なCPUやGPUのレベルが達していないと操作できないので、パソコンの構成はバランスよくするのが理想です。
アプリはそれぞれ、システム要件を持っていますので、使う目的がある場合は確認しましょう。
メモリのチャンネル
メモリのチャンネルの種類
メモリのチャンネルには、種類があります。
- シングルチャンネル…メモリ一つで動作
- マルチチャンネル…複数のメモリで動作
デュアルチャンネル…メモリ2つ
トリプルチャンネル…メモリ3つ
クアッドチャンネル…メモリ3つ
スペックでの16GBのメモリの表記の例として、
- シングルチャンネル…メモリ16GB
- デュアルチャンネル…メモリ16GB(8GB×2)
という書き方になります。
メモリのチャンネルの違い
スペックでの表記を見ると、シングルでもデュアルでも合計16GBなので、同じように見えますが、データの処理はチャンネルの種類で違ってきます。
下↓にイメージを表してみました。
たくさんのデータを処理するのに、一つより2つの伝達経路があった方が、スムーズにデータを送ることができます。
しかし、プログラム、データによっては、処理するデータが少ない、送るデータが少なければ、データを送るのに混むこともないので、デュアルチャンネルの必要がありません。
ゲームなど、プログラムの処理とデータを速く送って、ビジュアルに表すのをスムーズにしたほうが効果があるものに適したチャンネルです。
最近では、ゲームをするユーザーが増えたので、パソコンのスペックでデュアルにしているものも、よく見かけるようになりました。
パソコン1台をオンとオフの両方で使用できるようになってきています。
メモリの増設
ノートパソコンによっては、RAMを後から増設できる機種もあります。ただし、増設できるスロット数や対応するメモリ規格が限られているため、購入前に確認しておくことが重要です。
RAMの重要性
RAMが十分な容量であることは、パソコンの動作速度や快適さに大きく影響します。特にマルチタスクや重いアプリケーションを使用する場合は、RAMの容量が不足していると、パソコンがフリーズしたり、動作が遅くなったりすることがあります。そのため、使用目的や予算に応じて適切なRAM容量を選ぶことが大切です。
メモリの予算
メモリの4GBと8GB、16GBでは、ノートパソコンの価格が変わってきます。
ノートパソコンの価格は多くの要因によって決まるため、一概に言えませんが、メモリ容量によって価格が変わることがあります。4GBのノートパソコンよりも8GBのノートパソコンの方が、同等のパフォーマンスを発揮するためには価格が高くなる場合があります。同様に、16GBや32GBのメモリを搭載したノートパソコンは、より高価になる傾向があります。ただし、他の要因(例えば、CPUやストレージ容量など)も価格に影響するため、単純にメモリ容量だけで価格を比較することはできません。
メモリに関するよくある質問
Q1: メモリとは何ですか?
A1: メモリとは、パソコンの一時的な記憶領域で、CPUが処理するデータやプログラムを一時的に保存する場所です。メモリはRAM(Random Access Memory)とも呼ばれ、電源が切れるとデータが消える特性があります。パソコンの性能に大きく関係し、容量が十分であることが快適なパソコン操作につながります。
Q2: メモリの容量はどれくらいが適切ですか?
A2: 一般的に、文系大学生やパソコン初心者には8GB以上のメモリが適切とされています。これは、文書作成やインターネット閲覧、動画視聴などの一般的な作業が快適に行える容量だからです。ただし、用途や予算によって適切な容量は変わるため、個々のニーズに応じて選ぶことが大切です。
Q3: メモリの規格は何を意味しますか?
A3: メモリの規格は、メモリの速度や電力消費量、形状などの特性を表しています。例えば、DDR4やDDR5などの規格があり、一般的に規格が新しいほど高速で省エネルギー性が高まります。購入時には、パソコンと互換性のあるメモリ規格を選ぶことが重要です。
Q4: メモリは増設できますか?
A4: メモリは、多くの場合増設が可能です。ただし、ノートパソコンの場合、メモリスロットの数が限られていたり、メモリがハードウェアに半永久的に固定されていることがあるため、購入前に確認が必要です。増設が可能な場合、将来的に性能向上が求められる際に対応しやすくなります。
Q5: メモリ容量が不足するとどのような問題が起こりますか?
A5: メモリ容量が不足すると、パソコンの動作が遅くなったり、フリーズしたりすることがあります。これは、メモリが一時的な記憶領域であるため、容量が不足するとデータの読み書きが遅くなり、結果としてパソコン全体の動作が遅くなるためです。メモリ容量が十分であれば、複数のアプリケーションを同時に動作させてもスムーズに動作し、快適なパソコン操作が可能となります。
Q6: メモリの速度とは何ですか?
A6: メモリの速度とは、メモリがデータを読み書きする速さを表しています。速度が速いほど、アプリケーションの起動やデータの読み書きが高速に行われるため、パソコン全体の動作がスムーズになります。メモリの速度は、規格やクロック速度、CASレイテンシなどによって異なります。
Q7: メモリを選ぶ際に注意すべき点は何ですか?
A7: メモリを選ぶ際に注意すべき点は、以下の通りです。
- 容量: 一般的には8GB以上が望ましいですが、用途や予算に応じて適切な容量を選びましょう。
- 規格: パソコンと互換性のあるメモリ規格を選びましょう。一般的には、DDR4やDDR5が主流です。
- 速度: 用途に応じた速度を選ぶことで、パソコン全体の動作がスムーズになります。
- 増設可能性: 将来的な性能向上を考慮して、メモリ増設が可能なパソコンを選ぶと良いでしょう。
メモリ選択の注意点
メモリはカスタマイズパソコンであれば、後に増量することができますが、ノートパソコンは増量できない場合が多いので、使う目的に合わせて選ぶようにしましょう。
メモリが少ないと、重いデータの変換などは、一括変換ではなく、作業をいくつかに分ける必要があり、時間がかかってしまうという環境になってしまいます。
パソコンの他のスペックについてはこちら↓の記事にまとめています。